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モディリアーニ展と青山墓地の桜! [雑記]

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バリの話しが連続したため、遅ればせながら私の『桜』の話題を一つ。
以前にも何度か登場している、ロシアからの留学生Mさん。4月上旬、彼女のお母さんが日本の桜を見たいと来日しているのだが、近所の桜を見せただけで桜の名所らしき所はどこへも連れて行っていないという。

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絵画やデザインなどクリエイティブなことが大好きで、ファッションデザイナーでもあるお母さん、六本木の“国立新美術館”で開催中の『モディリアーニ展』を見たいとのこと、私も見たいと思っていたので、美術展とこの国立新美術館から目と鼻の先にある『青山墓地の桜並木』を案内することに。

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『モディリアーニ展』はまずまずの人出。モディリアーニがアフリカや東南アジアの芸術に関心を示し、カリアテッドの作品群や独自のスタイルの肖像画にも影響されていることを、この作品展で初めて知る。そういえば、アフリカの細面の仮面とモディリアーニが描く細面の女性の顔がオーバーラップする。
ロシアの親子も大感激の様子。

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もうすぐ暗くなりそうななので、桜を見に急いで青山墓地へと向かう。
墓地内の並木をブラブラ散歩。盛りは過ぎたようだがまだ見ごたえあり、でも2〜3日で見頃は終わりそう。
しかし、墓地のあちこちには夜の花見の陣取り気配が窺える。

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お母さんも持参のデジカメで一生懸命写真撮影。
その後、乃木坂の私の隠れ家『カフェドラペ』へ行きコーヒータイム。

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以前、このカフェでMさんを撮った写真をブログアップしているのだが、お母さんはそのブログをロシアで見ていたらしく、そんなイメージで自分も撮ってほしいと無謀な注文。お母さんのカメラでも、モデル風ではなくイメージ重視でモディリアーニの絵のように撮ってあげることに。

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絵画が大好きなので、撮った写真をもとに“Photoshop”(デジタル画像の加工編集ソフト)でごく簡単に絵画ぽっく加工して、後日プレゼント。
Mさんからの報告によると、大喜びしてくれたとか。今回ブログでも登場させていただいたので、ロシアから二度喜んでもらえるか!

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Mさんのいまの悩み、大学で勉学中ではあるけれど、ぼつぼつ日本の会社で働きながら社会勉強もしたいとか…。早くキャリアを積んで稼ぐためにもと!
この親子、ライバル心はあるものの、お母さんは娘の主張をなんでも受け入れる。ゆえに親子の信頼関係が強いのか…。

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『国立新美術館』
http://www.nact.jp/
『モディリアーニ展』
http://modi2008.jp/
『カフェドラペ』Tel.03-3402-1998
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13006986/
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ハチ公バスと深川シャトル! [雑記]

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市営バス、都営バスはよく周知しているが、区営バスというのは余り耳にしない。
渋谷区では約3年ほど前から区が運営するコミミュニティバス『ハチ公バス』が走る。小さなかわいいボディーで、一般路線バスとは違うルートで、区内を2路線ほど稼働していた。運賃はなんと100円均一。

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そのハチ公バスに2月下旬より新路線として、“神宮前・千駄ケ谷ルート”が追加になった。そのルートの一つのバス停として、我が事務所のすぐ近くにできたのが“神宮前三丁目”。
こりゃ、何かのときには便利そうだ!

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1時間に4本ほどだがもうすでに地元住民に人気だという。近所のおばあちゃんが例のカフェで、「運転手さんがとっても親切なのよ、知らないような狭い道も走るし面白いの」と話してくれた。
以前からある、“ゆうやけこやけルート”と“春の小川ルート”という2路線のルートとネームも楽しい。

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他区でもユニークな運行をする話題のバスが。
台東区ではレトロなデザインのバス“めぐりん”が3路線を運行、運賃100円。
江東区では都営新宿線森下駅前から門前仲町や豊洲を抜け、お台場の未来館まで走る『深川シャトル』。土・日・祝日のみの運行で、運賃200円。

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休みの日に、森下からお台場の『日本科学未来館』へ行ってみることに。
道中、深川や清澄庭園脇を通り、門前仲町から豊洲へ。お台場に入るとビッグサイトやパレットタウン、船の科学館前を走り抜け、終点となる未来館まで約25分で到着。
お台場内を“ゆりかもめ”ではなく、バスドライブも意外に楽しいもの。

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あいにく着いたのが 5時ちょっと前、「宇宙、地球、人間を科学技術という視点で捉える」という面白そうなテーマの展示をしているここ『未来館』(入館料:500円/協賛企業:RICOH他)、間もなく閉館の時間だということで入館はあきらめることに!
このすぐ裏には“大江戸温泉”がある。

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周辺の船の科学館をブラブラしながら、また森下まで深川シャトルでUターンする。
区で運営するバス、なかなか面白い!

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渋谷区『ハチ公バス』
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/shibuya/com_bus/
江東区『深川シャトル』
http://www.city.koto.lg.jp/topics/169.html
『日本科学未来館』
http://www.miraikan.jst.go.jp/
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J-Cookのランチとコミュニティ! [雑記]

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午後1時近く、いつもの『J-Cook』へランチに。先客は一組のみ。
「こんにちはー、ランチですか?ごめんなさーい。“牛肉のカツレツ”になっちゃうんですけど」とアツコさん。入口の黒板には“チキンと大根の煮込み”と書かれていたのだが、もう仕込み分が出尽くしたのだろう。混んでいるときなどは、12時半頃でも急遽ランチメニューが変更するときも。
「いいよそれで!ライスにして。」毎度のように、ランチ(サラダ、スープ、肉料理、ライスorパン)を注文。

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混雑していないので、サラダとスープが速やかに運ばれてくる。
「円がこんなに上がっちゃって、どうなっちゃうんでしょうね」をきっかけに、食事前から雑談が始まる。私は食べながら、アツコさんはテーブルの前に立ったままで、延々と話しが続く…。
とまあ、こんなことはしょっちゅうなのです。

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我が事務所からごく近いこと、ランチが美味しいこと、雰囲気がいいこと、居心地がいいこと、お客さんがちょっと変わっていること、オーナーが気さくで話し好きなこと、等などの理由でこの『J-Cook』を昼に夜によく利用する。
気軽に来れて、店内も余り込み合わず、リラックスできるというカフェはそんなにないもの。それを満たしてくるのが『J-Cook』だ!
しかし、今日はちょっと一人で、コーヒーでも飲みながら考えごとでもしようと思ったときに想定外のことになることもしばしば。それは、たまたまお客さんが一人もおらず、アツコさんのお話しに捕まったときだ!これまでに最長4〜5時間、話し込んだようなときもあったような…。
その位、アツコさんと旦那のトシちゃんは話し好き、しかも世情を広範囲に掴んでいる。ゆえに、話し相手や相談相手を目的にやって来るお客さんも多い。

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和気あいあいとオーナーやお客さん同士が雑談する、アーティスト達が集まってきてコミニュケーションする、ヨーロッパのカフェのようなスタイルを望んでいる彼らでもある。
芸術関係の情報も豊富ということもあってか、アーティストや文化人のお客さんも結構来ている。加えて、彼らの感心なところは、お客さん同士の性質を考えたうえで、両者を紹介することだろう。

私はこれまでに『J-Cook』を通じて、随分といろんな方々と知りあったように思う。もちろん、店内だけで話しをする人もいれば、プライベートでも親しくなったり、また仕事の関係にまで発展するようなことも。
多くの人たちにとって、この『J-Cook』はコミュニティにもなっている!
オーナーシェフのトシちゃんは私と同年代、夫婦揃ってまだ10年はがんばるといっているが、この二人20年位は大丈夫そうだ!

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『J-Cook』Tel.03-3402-0657
http://www.harajuku.jp/com/kichen/jcook/jcook.htm
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メンテナンス完了、祝い梅! [雑記]

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当so-net.blogのメンテナンスが遂に完了!
これだけの容量をサーバーに抱えてのメンテ作業、きっと大変なことだったのでしょう。ご苦労さまでした。
やけに込み合っていることもあって、次回の予告編だけに、それと完了のお祝いをかねて青山から『祝い梅』を!

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  老梅の穢(きたな)き迄に花多し  高浜虚子

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※テストもかねたのですが、Macのクラシックからアップができなくなりました!
※ちょっと使いにくい(不慣れ)、カレンダーが反応しない…、まだ問題がありそう!
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夜の新橋と烏森神社! [雑記]

ある友人と待ち合わせたところが、久々に訪れた夜の『新橋』。
もの珍しさもあって、夜の新橋を少し散策することに。
様々な飲屋が軒を並べる。仕事帰りのサラリーマンやOLが往来する。

街並とうごめく人々の雰囲気を見ていて感じるのは、サラリーマンの男達が仕事の疲れを癒す場所として、最もマッチしている飲屋街に思えるのがやはりここ新橋だ。喧騒のなかにも、なにか日本的な安堵感があるように感じる。
ブラブラ歩いていると、あの有名な『烏森神社』に。
ここはJR新橋駅烏森口のすぐ近く、周囲は飲屋ばかり、その灯に負けじと夜でも明かりを灯して、酔いどれサラリーマンの参拝を受けつける。

天慶3年(940年)、平将門が乱を起こした時、鎮守府将軍藤原秀郷(俵藤太)が武蔵国のある稲荷神社に戦勝を祈願したところ、白狐が現れて白羽の矢を秀郷に与えた。その矢によって速やかに乱を鎮めることができたので、それに感謝してどこかに稲荷神社を創建しようと考えていた。すると夢に白狐が現れて、神烏の群がる所が霊地だと告げた。そこで桜田村の森まできたところ、夢想のごとく烏が森に群がっていたので、そこに社頭を造営した。それが烏森稲荷の起こりといわれる。

徳川家康が江戸に幕府を開いた以降、明暦三年(1657年)に有名な振袖火事が起こる。このとき江戸市中はもちろん、稲荷の周辺も大方焼けてしまう。ところが烏森稲荷社だけが、不思議にも類焼を免れた。これは神威の致すところと考えられ、以後屋敷神としての信仰は日に日に厚くなっていく。
明治以前は烏森稲荷として、霊験の厚い稲荷として親しまれ、明治以後に烏森神社と称されたという。

新橋で軽く食事をして向かったところが電通本社ビル“カレッタ汐留”。ここの最上階にある『/so/ra/si/o/』へ。46階にあるプレミアム・ダイニング&バー『/so/ra/si/o/』は料理も美味しいが、カウンターバーだけでも利用できるところがいい。スタッフは気さくで、なんといってもレインボーブリッジやお台場、昼間は東京湾から房総半島まで見渡せる眺望!バーだけの利用なら料金もリーズナブル、昼でも夜でも雰囲気も見晴らしも最高、意外に込み合わずおすすめのスポットだ!

『烏森神社』
http://www.norichan.jp/jinja/hitokoto/karasumori.htm
http://www.yy-minato.gr.jp/contents/town/shrine_temple/karasu/index.html
『/so/ra/si/o/』
http://www.sorasio.jp/


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青山のチャーチ群! [雑記]

青山界隈の路地裏を歩いていてよく出くわすのが『結婚式専用のチャーチ』。周囲はほとんどが住宅地、にもかかわらず忽然とモダンなチャーチが現れる。

最近、郊外や地方では広い敷地内に大きなチャーチと幾つものヨーロピアン調のパーティー会場を有するような結婚式専用の施設は多く見受けられる。
それが地代の高いここ青山でも出現。郊外のように大きな敷地は無理のようだが、「えっ、こんなところにも」というようなところにチャーチがそびえているのだ。

そんなチャーチを見ていてついつい感じてしまうこと…。
結婚式の傾向は、海外ウエディングやレストランウエディングなどが増えているにもかかわらず、ブライダル情報誌“ゼクシィ”を見ると関東だけでもなんとも凄いホテルや専門施設の数。しかもその数が年々増え続けているように思う。この雑誌にしても、書店やコンビニで売る月刊誌のなかでも一番分厚く重いかもしれない。それほど凄い情報量というか広告の数!

加えて青山界隈の多くのレストランで、ウエディングを執り行っているのを見かける。
以前の地味婚地代は束の間だったようで、最近は豪勢な挙式にまた人気が出てきているように思う。

一生に一度だけとはいいにくくなった昨今だが、どんな時代でもやはり悔いのないものにしたいさせたいが、結局は結婚費用にも影響することに!
外国人に言わせると「どうしてそんなにお金がかかるの?」、「どうして結婚式場があるの?」と、この日本のかけすぎる費用や結婚スタイルを不思議がる人も多い。
結婚を控える子を持つ世の父親はきっと諸々辛い…。


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雪の節分と年の豆! [雑記]

節分の日、都心はこの冬2度目の積雪となった。
ベランダから外を眺めると眼下は一面真っ白。何か新鮮な気分。空を見上げてボーっと雪を見ていると、自分がぐんぐん空へ向かって飛んで行くような錯覚になる。

こんな日はやはり外へ出てみることに。最近はめったにみない雪景色の中を少し散歩。水分の多い雪、手で玉を作ってみてもただ重いだけ。通りには子供一人見当たらない。近所を歩いた後、家に戻るといただきものの『年の豆』と『恵方巻』が用意されていた。

この『豆政の年の豆』は、日本文化をこよなく愛し、“日本コンシェルジュ”を目指すS・Kさんから、「節分の日に豆撒のあと、歳の数だけお食べください」と先週いただいたもの。
一月には、“向島百花園の七草籠”をいただいたばかり、感謝の意を込めて、褒め言葉の一つでもと思ったら、「大和撫子が近くにいて、ラッキーな方!」と才女の余計な一言。
包みに飾られた“ひいらぎ”と“いわし”の意味合いを丁寧に説明されつつ、早々と一粒、二粒と香ばしく炒られた豆を口に運ぶ。うーん、なかなかいける!

  わがこゑののこれる耳や福は内  飯田蛇笏
  あたたかく炒られて嬉し年の豆  高浜虚子

豆撒の豆は炒った大豆を用い、「鬼打豆」と言われるが、「福豆」、「年取豆」、「年の豆」ともいうらしい。
豆を包んだ風呂敷の折った重なりの手前が上になっているのは、福がこぼれ落ちないようにとの意味合いがあるのだとか。
年の豆に添えている“ひいらぎ”は、葉のチクチクで鬼が嫌うもの、“いわし”は匂いが嫌われるという。“豆”は魔を滅するという語呂合わせだったり、枝にイワシの目を刺すことで、滅するというやはり語呂合わせで鬼払いの意味があるという。

ある時期までは“年の数の豆”もまだ欲しいと思ったものだが、この年になると“年の数”も結構辛いもの。
しかし、お茶をすすりながらしっかり50数個の豆を食べたことだし、きっと福が一杯くることだろう。
三月はウーン“雛祭”、S・Kさんの日本文化の手土産、今から楽しみにしよっと!

京都『豆政』
http://www.mamemasa.co.jp/


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青山の善光寺! [雑記]

ファッションの有名ブランド店が並び、ファッションの発信地ともなっている表参道交差点を中心とした青山界隈。あちこちで新しいビルが建つかと思えば、古くからあったお店が無くなったりとお店の入れ替わりも激しい。

モダニズムが進行し続ける真っただ中で、それに抵抗するかのようにたたずむお寺。それは表参道交差点から直ぐ近く、青山通りに面して少し奥まったところにある、『信州南命山善光寺別院』。

信州善光寺大本願上人の別院で、浄土宗の尼寺として設けられた。最初は慶長6年(1601年)に徳川家により江戸谷中に設けられたが火災で焼失したため、現在の青山に移されたという。

境内には勝海舟の撰文による高野長英の碑、明治初期に人力車を発明した和泉要助、鈴木徳次郎、高山幸助の功を伝える“人力車発明記念碑”、芭蕉の句碑がある。また本堂には信州と同じく戒壇巡りがある。山門である仁王門には「智」をあらわす仁尊像が安置されている。

毎春、善光寺の前庭の大きな桜の木が満開になるころは圧巻、この界隈の桜の名所ともなっている。若い人たちが、ここの鐘つき堂に腰掛けて桜を見ながらお弁当を食べている光景をよく見かける。

お寺の造作にも品格があって、サクラのシーズンでなくても結構リラックスできるお寺だ。
昔、よくこのお寺を通り抜け、脇の小道を通って近道したものだが、今その小道は無くなってしまった…。

『善光寺別院』
http://www.minato-ala.net/details/guide2/j/0212.html
『青山お寺マップ』
http://www.aoyama-net.com/otera/otera_map.html


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勉強といえば亀戸天神社! [雑記]

幾つになってもほめられるというのは嬉しいもの、前記事で4000nice!を頂くことができました。いつも激励していただく皆さまに厚くお礼申し上げます。
また、これまでたくさんのコメントを頂きありがとうございます。
私も感想を書き込みたいと思う記事がたくさんあるのですが、見させて頂くのが精一杯の状況、ご返事さえできない数々のご無礼、申し訳なく思っております。
これからも、見聞したことや感じたことなど“勉強心”を忘れず、楽しみながら記事アップしていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

“勉強”といえば思いつくところはここ亀戸。
休みの日の午後、JR総武線亀戸駅を降り立ち『亀戸天神社』へと向かう。
亀戸駅周辺は下町風情が今でも漂うところ。というより、東京駅に近いわりには、昔から余り変貌していない街ともいえる。
駅を降りて総武線の北側が繁華街で、蔵前通り方向に向かって明治通りを挟んだ両側には“亀戸十三間通り商店街”が延びる。反対の南側には総武線と平行して京葉道路が走り、こちらには“サンストリート亀戸”という大型ショッピングモールがあり、地元の人々のショッピングで賑わうところ。
しかし、この亀戸のすぐ隣が活気のある“錦糸町”ということもあってか、亀戸天神社に向かう通りでもある北側の商店街はあまり元気がないように感じる。

亀戸の有名どころは、先ず“亀戸天神社”、次にはいつも混んでいる“亀戸餃子”とくず餅で有名な“船橋屋”、他には亀戸が始発駅となる“東武亀戸線”くらいのものか。(地元亀戸の皆さん、誤解があれば失礼!)
この東武亀戸線は、亀戸と曳舟間を結び、2両編成(通勤時は3両)で運行している全5駅のローカルな電車だ。

『亀戸天神社』は、菅原道真を祀った天満宮で、学問の神様として親しまれているところ。古くは、九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」と称されていた。明治6年に東京府社となって亀戸神社と号し、昭和11年より現在の亀戸天神社と正称したという。

初詣には、地元はもちろん近郊から合格祈願に受験生やその親達が大挙押し寄せる。我が子供たちもその時期時期には、お世話になったものだ。朱の鳥居をくぐり、二つの太鼓橋を渡って社へと向かう。最初の橋は“男橋”、二つ目の橋は“女橋”と呼ばれている。

そんなに広くない境内は池と藤棚だらけ。15棚、100株もの藤の花が咲くゴーデンウィーク頃は圧巻、そしてこの2月には約200本の紅白の梅が咲き誇る。
いま境内の片隅には、八重寒梅と蝋梅が人目を引く。

参拝の帰り道、昔からある豆屋さん“但元豆店”に落花糖を求めて立ち寄ると、さすが豆屋さんと思える先客はハトが2羽、店内のこぼれた豆を物色中だった!

『亀戸天神社』
http://www.kameidotenjin.or.jp/gallery/index.html


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冬の日本茶から日本文化の再考! [雑記]

雪の降る日は『日本茶』を入れ、冷めきった手を湯呑で暖めながらすするのがいい!
昔のように障子戸があり、脇には火鉢があれば風情があってなおいい。これぞ日本の文化!

ところで、“日本人にとっての日本茶”というのは理解しているつもりのようで、何も解していないところがあるのではないかと思う。
「美味しいお茶だね」
「このお茶、渋いだけでまずいよね」
などと言うものの、これまで茶の味わいをどれほど真剣に吟味してきただろうかと考えてしまうのだ。つい最近のこと、茶の立場で何も見ていなかったと思い知らされる事態があった!

我が事務所のスタッフから、静岡に旅行したおみやげにと“お茶”をいただく。ラベルを見ると、『静岡茶 寒月仕上げ』とあるので、これは何者だと中に入っていた説明書を読んでみる。
それには、茶の炭火入れのことが説明されていた。
昔、日本茶の仕上げ方は、消費される地域によって微妙に調整して出荷していたのだとか。寒い地域へは食生活の違いから“東北仕上げ”というもの、水質が硬水の関東用には“江戸火入れ”、軟水の関西用には“大阪引入れ”というように手間ひまをかけ、職人の技術も問われたものだとか。
現代は全国の水質差が無くなったこともあり、一般的には製茶工場で大量生産されている。

『寒月仕上げ』というのは、昔ながらの職人による“真冬用”の炭火入れによって仕上げられたもの。このお茶は、冬の濃いめの食生活に負けないように、火入れを強くすることで、香りを際立たせたもの…。てなことが書かれており、お茶造りの気配りをほんの少し垣間見ることができた。
寒月仕上げを飲んでみると、少し甘味があり結構美味しくいただけた。
U・Yさん、どうもどうもごちそうさま。

余りにも身近過ぎる事柄というのは、あたりまえ過ぎて、知っているつもりや、解っているつもりが、意外と何も知らなかったり、理解しようとしていなかったりすることはよくあるもの。
まさに、“日本人にとっての日本茶”もそうかもしれない。
どうして『日本茶』を飲むのだろうか?
『日本茶』の美味しさってなんだろう?
こんなことも、意外に理解していなかったりする。

日本茶は、6世紀頃中国より伝えられたものとか。その後中世を通じて茶道という文化が。江戸時代ごろに一般庶民にも番茶(若葉ではなく成長した葉を原料)が普及。
明治時代に現在飲まれている煎茶(茶葉は一番茶、二番茶という早摘みの若葉)の製法が完成し、現在の煎茶の普及につながったという。
今では、日本人にとってお茶を飲むということは文化の一つともなったが、まだまだ意外と知らないことが多いように思う。

"文化とは空気のようなもの、普段は気にかけないが、なくてはならないもの"といわれるが、日本茶に対してもあてはまりそうだ!
身近な『日本文化』、大切にしなければ…!ねっ、S・Kさん!


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アートする飯田橋駅と小石川後楽園! [雑記]

天気はまずまずの休日、『小石川後楽園』を散策することに。
ここに最も近い駅は、都営大江戸線飯田橋駅。この駅から小石川後楽園へ行くのは初めてのこと、この駅を利用するのも初めてだ。都営大江戸線といえば、どの駅も、ホームの壁面や駅構内の造作に凝ったところが多く、かねがね面白いとは思っていた。

この飯田橋駅も違わず、「なんだこれは!」と面白さや楽しさは感じるものの、私のようなクリエイティブな仕事をするものでさえ、この駅でここまでやるかという感も。これほどまでに構内階段・エスカレーターの天井や駅入口がアートされているのには驚かされる。(石原都知事の発案かどうかは定かではない!)

長い階段の天井に張りめぐらせた、グリーン格子枠のオブジェのような照明、駅入口はまさしくスチールの現代アート。面白いとは感じるのだが、この駅周辺の環境とは余りにもミスマッチしたデザイン、またこういう公共的施設へのアート的デザインの導入の度合いは、利用者数や経費面のバランスを考慮することも必要と思うのだが…。(ウーン、なんとも難しい!)

この駅から小石川後楽園へは歩いて2分ほど。
途中、“日中友好会館”がこの場所にあるのを知る。歩いたことのない道を歩くのは何か新しい発見があるもの。建物の入口には中国語会話無料講座のお知らせが掲示、中国語を習いたがっている友人に教えなくては!

『小石川後楽園』は、江戸時代初期の1629年に水戸徳川家の祖頼房が、中屋敷として造ったもので、庭園の様式は池を中心にした“回遊式泉水庭園”になっているという。園内は円月橋、西湖堤など中国の風物が取り入れられ、後楽園という名を含め中国趣味が豊かな庭園ということと、すぐ隣に日中友好会館があるというのは何か繋がりがあるのだろうか?

やはりこの時期、「梅」にはまだ早いこともあってか、園内の人影はまばら。庭園の向こうには、隣接する東京ドームの白い屋根が頭をのぞかせる。
大泉水に沿ってブラブラ歩いていると、今は花が無いため色合いは乏しいものの結構見所がいっぱい。
もちろん桜や菖蒲、紅葉の頃の庭園は素晴らしいのだが、この時期でも充分堪能できる庭園の設計に感心。唯一、寒桜と寒牡丹が美しさを誇っていた。

帰りは小石川後楽園をグルッと半周して、東京ドームを抜けて水道橋へ出ることに。
ちょうど、東京ドームシティの人気のアトラクションの一つ、ジェットコースター“サンダードルフィン”が真っ逆さまに急降下してくるところ、「キャー」という絶叫に、ドーム脇を歩く人々が一斉に空を見上げた!

『小石川後楽園』
http://teien.tokyo-park.or.jp/contents/index030.html
http://myshutter.haru.gs/kourakuen/kourakuen.html


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船堀タワーの眺望! [雑記]

新年早々、前記事で3000nice!を頂戴。激励していただきました皆さん、どうもありがとうございます。
“吟遊詩人41”さん、3000nice!目を踏んでいただき感謝いたします。
デザイン屋としては、今後もたくさんのnice!に恥じないよう、面白い視点で記事アップをしてまいります。これからも暖かいご支援のほどを!

土曜は雨、日・月は肌身に染みる寒さ、この日曜に六本木ヒルズ53階の“森美術館”か木場にある“東京都現代美術館”へ行こうと思っていたのだが、外へ出た途端、「わー、寒い!」。美術館行きを止めて、近くの“江戸川区タワーホール船堀”へ。

ここへ来た理由は二つ。一つは、以前に『愛猫と船堀タワー!』という記事をアップしたところ、友人からのメールで「船堀タワーからの眺望は一体いかほどか?」という問いをいただいたので、それにお応えしなければということと、もう一つはタワーホール船堀の展示ホールで開催されている展示会でも覗いてみようとの思いがあった。(たまに工芸展など面白い展示会が)
都営新宿線船堀駅前にあるこのホールは、大小のコンサートホール、展示ホール、結婚式場、大小バンケット、検診センター、映画館、各種店舗などが入る区民のための複合施設。

この日の展示ホールでは書道で“墨輪展”(無料)を公開中。現代書道タッチのものなど結構な力作揃い、正月ということもあってか書道は妙に感銘を覚える。
書道展示会を鑑賞した後、『船堀タワー』(無料)の眺望をコンデジにおさめようと先ず7階へ。このフロアーからタワー専用の案内嬢付きエレベーターが運行。

上昇中、案内嬢の説明を聴いていると例年同じアナウンス、「利用者数は年間200万人…」というのだが、ほんとにほんまかいな?
「建物全体のフォルムは船舶を、タワーはマストをイメージして…」いるのだとか。
(このフォルムにした理由、何故だかわかりますか?)
地上115mの展望階には前客が数人ほど。ここからの眺望は、都心にある東京タワーやヒルズと違って、高層ビル郡が居並ぶ都心を望むところが楽しい。荒川&中川を挟んで、その先に都心ビル群。空気が澄んでいれば、富士山、東京湾の船舶、幕張、お台場、ディズニーランドもハッキリ!

   

サービス精神旺盛ゆえ(実は暇ゆえ)、夕刻の眺望風景も撮影。昼間には見えなかった富士山が、ちょうどこのとき雲の上にシルエットで登場!
今年初の“富士山”を望むことができた!
(ブログでは美しい写真をたくさん見せていただいているが、この目では初めて!富士山というのは何故かうれしい!)

『タワーホール船堀』Tel.03-5676-2211
http://www.towerhall.jp/


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商売繁盛祈願は明治神宮へ! [雑記]

我がデザイン事務所は1月7日が仕事始め。
グラフィックデザインという仕事も過当競争が激しく厳しい世界。やはり気分的に神頼みはしておきたいもの。そんなわけで例年、仕事の創作向上、商売繁盛祈願に詣でるところが、地元『明治神宮』。
しかし、7日は天気も良くなく、この日明治神宮では“奉納土俵入り”があって混みあいそうな気配、というわけで8日に持ち越し。

最近、“表参道”という地名は独り歩きしているが、1920年に明治神宮が創建されたのを機に、本来は明治神宮正面へ通じる参道のこと。もう一つ千駄ケ谷方向から入る道を“北参道”という。
明治神宮はその名のとおり、明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社。

神社内は総面積70万平方メートル、10万本もの大きな木々と数多い種類の植物が森のごとく茂る。この中にある“明治神宮御苑”という庭園には菖蒲田があり、6月頃の多種類の花菖蒲の花が見事に咲く頃が圧巻!地元にいるのに、明治神宮御苑内(入苑料:500円)のこの花菖蒲を見に行ったのは2度ほどか。
昔から原宿・神宮前界隈にやたらと多い“悪戯カラス”は、きっとこの神宮の森を根城にしているのだろう。

8日の10時前頃には、正面の“南参道”の鳥居前に到着。昨日と違って天気も良く穏やか、参道から神社内へ入った途端、ひんやりとした新鮮な空気と森の匂いを感じながら砂利道を歩く。
大鳥居の前へ来ると、毎度「でっかいなあ!」と立ち止まり見上げてしまう。
この大鳥居は、高さが12m、幅が17.1m、柱の太さが直径1.2m、重さが13tもあるそうで、木造の鳥居としては日本一の大きさを誇っているのだとか。今の鳥居は二代目で、一代目は昭和41年7月に雷が落ちて破損したため再建されたもの。木材は檜で台湾産の樹齢1500年という巨木。一代目も台湾産でこのときのものは樹齢1200年だったと記録されている。

8日のわりには、参道も境内もまずまずの参拝客、境内脇では“武道演武”が行われていた。
御社殿で、しっかりと社運隆昌、商売繁盛祈願とスタッフや仲間の健康、幸福祈願を、おみくじは浅草寺でまずまずだったので引かぬことに。
朝からの厳粛な思いをした爽快さと、天気の良さ、空気の旨さで、朝もやの参道を歩く帰りの足どりも軽快、仕事2日目はここから事務所までブラブラ歩くことに。といっても20分足らずの道のりだが。

神頼みしたことで、今年は無事安泰というのんきな想いと、いやいや今年はもっと厳しくなるぞという想いとが交錯。
まっ、今日だけは安泰気分に浸っておくか!

『明治神宮』
http://www.meijijingu.or.jp/index.html


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向島百花園の七草籠とある才女! [雑記]


“せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ”と昔から歌われてきた春の七草。
正月のご馳走で弱り気味の胃を休めるという知恵から始まったといい伝えられる『七草粥』は、古く平安時代から1月7日の朝に食べるという習慣があったとか。
6日の晩に、菜をまな板の上で叩くときに、「七種なずな唐土の鳥が日本の土地に渡らぬさきに七草なずな」と言ってはやすそうで、鳥追の文句だという。

仕事始めの7日夕刻、昔からかわいがっている才女?S・Kさんが、年始の挨拶にと事務所を訪れた。
向島百花園で行われた「七草の会」に出席した後とかで、しおらしく着物姿で登場。しかも、お年賀ですといただいたものが、向島百花園の『七草籠』。
「旧年中はお世話になりました…、この七草は…」としっかりとご丁寧な七草籠の説明つきの口上までは良かったが、「でもって、何か旨いもの食いに行こうぜ!」とのたまうところがこの才女たるところ。普通なら、「早く家へ持ち帰って、お粥をお召し上がりください」だろ!

彼女曰く、ここ向島百花園の『七草籠』は新春に皇室に献上されるのだとか。
しかしどう見てもこの『七草籠』は、食べるのがもったいないほどに、元気で青々とした七草が、盆栽のように美しく趣のある籠に植えられている。しばらくは飾っておきたいほどの出来栄えには心底感動。
家に持ち帰り、今日の朝食に家族みんなで『七草粥』を美味しくいただいた。
S・Kさん、どうもごちそうさま!

ところでこのS・Kさんは、才能もマルチなら、性質もマルチ。性格的に破天荒な一面を持ち合わせる(そこが面白い)ものの、“日本の伝統文化”に傾倒、茶道や華道、礼法を学び、様々なボランティア活動にも参画、またイラストやマンガを描く才能もある、パワーあふれる、ちと異質な才女!
これまでにテレビの放送作家や、難民支援の草の根絵本と評された、『ほんのすこしの勇気から』(監修:日本国連HCR協会・出版:求龍堂・2005年6月発刊)という本をボランティアクルーの一員の立場で原作・イラストも手がけたことが。

今年からは“美しく、環境に優しい。日本文化の大切さを、国内外に案内する”というコンセプトのもと、エッセイやレポート、イラストやマンガ、商品企画やコンサルタントなど広範囲の分野にわたって『日本コンシェルジュ』という役割を担っていくのだという。
魅力あふれるS・Kさんの今後の動向と活躍に期待したい!
(S・Kさん、あなたらしい破天荒さを失わず、ほんのすこしの我慢と忍耐を加味しながら…)

『向島百花園』
http://onchan.web.infoseek.co.jp/fuyu05%20mukoujimahyakkaenn.htm
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/kouenannai/park/mukojima.html
『向島百花園/公園へ行こう!』
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/view032.html
『ほんのすこしの勇気から』
http://www.honsuko.net/
『求龍堂/ほんのすこしの勇気から』
http://www.kyuryudo.co.jp/


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様変わりしはじめた錦糸町! [雑記]

正月三日目ともなると、家にじっとしているのも飽きてくる。
そんなとき、この1月に誕生日の娘が、プレゼントにほしいものがあるから、買い物に付きあえという。セールに加えて誕生日月だからカードで買えば安くなるからとそそのかされ、近いところでいいからと向かった先が『錦糸町』。

『錦糸町』の南口に昔からあるのが、土日は競馬ファンでごった返す中央競馬の場外馬券売場WINS(新旧2カ所)と、映画館となぜか天然温泉が入る楽天地。他に駅ビルのテルミナや丸井。マグロとタコのぶつ切りで有名な魚寅、それになんといっても東東京随一の風俗店街が夜を賑わす。この風俗、最近は取り締まり強化のターゲット地域となり、やや元気がないとか。

北口は再開発が進み、アルカキット錦糸町、東武ホテルレバント東京、すみだトリフォニーホールというコンサートホール。桜の季節がにぎわう錦糸公園の先にはオリナスというショッピングモールもできた。

錦糸町駅前を走る京葉道路と交差するのが四つ目通り、その通りのすぐ先が押上、この押上に“新東京タワー”が建設されるという。このタワーはデジタル放送のための電波塔になるもので、現東京タワーの333mよりはるかに高い地上600m、450m位には展望台が造られ、2010年に完成予定だとか。この完成が進むにつれて、この錦糸町の街も随分と様変わりするに違いない。

娘にさんざん付き合わされて、自分で選んだ納得するプレゼントも購入。折角だからさっぱりしたものを食べて帰ろうということに。入ったところが丸井7階レストラン街にある、創作豆腐の店という豆腐ダイニング“茂蔵”。正月の食べ過ぎのお腹には丁度いい豆腐料理だった。ここにはいろんなレストランが入っているが、いつも込んでいるのが“寿し常”、安くて旨く、活気があるお店。

青山、渋谷、新宿、池袋などと街街にはいろんな表情があり、その街に集まる人々もまたいろんな個性があって面白い!この『錦糸町』もまたしかり!

★報告
昨年ラストの記事『愛猫と船堀タワー!』で、青山熊野神社の“ちの輪くぐり”のことについてふれましたが、「これって何?」という質問にお応えするべく、神社に伺ってきました。
このいわれは割愛するとして、“ちの輪”は「茅輪」と書き、大きな輪は本来茅草(かやくさ)で作られる。写真にもあるように、その輪を8の字を書くように3度くぐり抜けることで、疫病や罪穢れ(けがれ)が祓(はら)われると言われるとか。神社では茅輪をくぐることで、この半年の間に知らず知らず犯してしまった 罪を祓い、再び身を清める意味があるのだそうです。(しっかり、くぐっておかなければ!)


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初詣は浅草寺へ! [雑記]

2008年、初日の目覚めは天気もよくまずまずの気分。
「新年だー、今年も元気にがんばるぞー」と胸の内で先ずは自身にカツ!
新年初日も回数を踏むと、感動や気合いが薄れてくる。この先どれくらい、新年を迎えられるかはわからないが、できることなら毎年毎回“今年も元気にがんばるぞー”と思える気力を維持したいものだ。などと、かように思う年齢になってしまった…!

例年のように、元旦の午前中はお雑煮とおせっちをいただき、午後は初詣へと向かう。
我が家の初詣は昔から『浅草寺』。深い意味はないが、若い頃から浅草にわりと近いところに住んでいたことと、浅草界隈の風情がなんとなく好きだったからだろう。加えてどんなに混み合っていても、早くお参りできる裏技を心得ているからかも。

浅草にあるこの浅草寺(せんそうじ)は628年の創建で、都内最古のお寺だとか。
午後1時頃家を出て浅草に着いたのが1時半頃。いつもこの時間から3時過ぎまでが参拝者のピーク、この日も凄い人出、雷門をくぐるまでの手前にかなりの長さで行列ができている。最後列に並べば、約250mもある長い仲見世の参道をダラダラしながら本堂手前の宝蔵門にたどり着くまでに、ゆうに1時間以上はかかるだろう。本堂到達はきっと1時間30分後くらいか。しかし、ここ仲見世は88軒ものお店が並ぶところ、途中お店お店で人形焼きや揚げまんじゅうをほうばれば、決して退屈はしない。

30年以上通っている私は勝手知ったる…で、せっかちさも加えて初詣に仲見世を並んだことがない。ここだけの話だが、仲見世が並ぶ裏通りを歩き、仲見世が途切れる宝蔵門にすぐ近いところから、毎年ずるいと思いつつ、みんなが並ぶ列に割り込む。ゆえに浅草に着いて15分後にはもう本堂でお賽銭を投げ手を合わせている。こんなことをしているから、ご利益が薄いのかも。(ここだけは昔からごく普通の通路のようで、ロープもなければ警備員もいないこともあり、余り罪悪感を感じないこともあるのですが!ちゃんと並んでいる皆さま、申し訳ありません!)

宝蔵門から左手を望むと、凛々しくそびえるまっ赤な五重の塔。本堂の手前にある“古札納め所”で持ってきた昨年のお札を納めれば、本堂はもう目と鼻の先。
少ないお賽銭で、山ほどの願い事を済ませた後に必ずすること。一つは本堂内で“開運厄除のお札”を買うこと、二つ目は“おみくじ”を引く。浅草寺のおみくじは「凶」が多いことで有名。初めて行かれて、ここのおみくじで「凶」を引いてもがっかりしないでいただきたい。
今年の私はといえば第23番を引きなんと「吉」、いたって少ない本数です。“願い事すべてかなう”とか、正月そうそう縁起よし!

初詣の後は、いつも浅草界隈をブラブラ、居並ぶ出店でたこ焼きをつまんだり、浅草六区では煮込みの立ち食い。浅草演芸ホールではお正月らしい落語家ののぼりがはためく。娘につき合って最後に行くところが、元旦から営業している“浅草ROX”、ここで正月気分の買い物を済ませ帰路につく。

浅草界隈で私の食のおすすめは、数あるお好み屋さんか“ステーキのぶ”、ここの“さいころステーキ定食”は安くて旨く、これに付く牛肉入りみそ汁が最高に旨い。“今半”や“ちんや”もまあまあだが、予算があるならちょっと歩いて“むぎとろ”か、ここの懐石コース(すべてコース)は絶品。しかし改装してからモダンになり過ぎ風情がなくなったのは残念、以前は古い家屋で室内も情緒たっぷり雰囲気が良かったのだが…。

ここ浅草は一年を通じて、三社祭やサンバカーニバル、ほうずき市、時代まつり、羽子板市など、街の復興も含めてなにかと目を引く行事がある。
1月7日は“大根祭り”?!これは30年前くらいから始まった新しいお祭りで、元旦に供えられた大根をこの7日に茹で揚げてゆず味噌で参詣客に饗したり、「福を持って帰る」ようにと生大根を振る舞うのだとか。このお祭り、私は一度も行ったことがない!

『浅草寺』
http://bird.zero.ad.jp/~zam77093/sensouji.htm
『浅草仲見世通ー浅草の年間行事予定ー』
http://www.nakamise-tu.com/schedule.html


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築地市場と築地本願寺と銀ブラ! [雑記]

新年あけましておめでとうございます。
私のブログへお立ち寄りいただく皆さま、
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。
2008年 元旦

我が家の恒例の大晦日の一日は、家族みんなでお正月の食材の買い物に出かけること。
買い出し場所は例年、住まいから近いこともあって、大抵は上野『アメ横』か『築地』へ出かける。

昨日の大晦日は、買い物の帰りになにか美味しいものを食べたいということで、『築地』へ。我が家から大江戸線「築地市場」駅までは約20分ほど。着いたのは正午頃。築地はお店が閉じるのが早いところ、ちょっと遅かったかと思ったが、まだまだ人出は結構凄い状況。

海産類、野菜類、練物や乾物などのお店を一通り見て回った後で買い出しに入る。
仕入れる予定で買えなかったものが一つ、それは“たまご焼き”。人気のある「大淀」と、テリー伊藤氏の兄弟ということでも有名な「丸武」は売り切れ、どちらかで買おうと思っていたので、他の店では間に合わせず、たまご焼き購入は中止に!残念!

買い物の後に“海鮮丼”でも食べようと話していたのだが、あちこちの店でさんざん試食、生ものはやめて、ラーメンにしようと!築地で有名なラーメン店は“井上”だからと、いさんで向かえば、まだ1時過ぎなのに、丁度ここも売り切れで店じまいしたばかり、これまた残念!
井上の隣のラーメン屋さんも長蛇の列、並んでまで食べるほどではと、結局美味しいお食事はお流れに!

築地の交差点の通りを挟んですぐ隣には『築地本願寺』。
2007年、ラスト詣は築地本願寺へ。やはり初詣前のお寺はひっそり、除夜の鐘とともに訪れる参拝者を静かに待っているよう。

ここまで来たのだからと、銀座までブラブラ歩くことに。途中、東銀座にある歌舞伎座でも、1月2日から始まる新春公演を今や遅しと待ち望んでいる。

銀座三越のある4丁目の交差点界隈も、普段と比較にならないほど人はまばら。
ならばもう少し歩いて、有楽町に新しくできた“ITOCiA”へ。ここに来るのは私も初めて。さすが新しいもの好きが多いのか、ここだけはお客さんでごった返していた!しかも、やはりいま話題の“krispy”(クリスピー・クリーム・ドーナツ)はあきれるほどの長蛇の列、食べたことはないが、そんなに旨いの?

そんなこんなで、2007年の締めくくりは銀ブラとあいなった!

皆様にとって2008年、幸多い年となられますよう!
元旦の初詣はやはり恒例の浅草寺へ、この様子はまた後日!


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行船公園の自然動物園で和みの時間! [雑記]


休みの日の午後、西葛西と船堀の中間辺りにある『行船公園』へ行く。(この地は昔、地元の田中源氏が東京市へ寄付したものだとか)

目的はこの行船公園の一角にある『自然動物園』。我が愛猫も心を和ませてくれるのだが、ここの小動物達もなかなかかわいいのでたまに来ることが!
この動物園は、東京都内で最も福祉が充実しているといわれる江戸川区が運営している。ゆえに入場料は無料。


象やライオンはいないが、60数種類の小動物が愛嬌を振りまき、動物との触れ合いタイムも用意されている。天気のいい土日はまずまずの人出。
園内は広くはないが、コンパクトにまとめられている。(疲れなくてGOOD!)



なかでも人気なのが、3匹のレッサーパンダ、絶え間なく木に登ったりチョロチョロと動き回っている。ジェフロイクモザルやケナガクモザル、リスザル、プレリードッグやハイイロリス、ベネットワラービー、ペンギンやオタリア(アシカ)、他には鳥類、は虫類、魚類等々。


動物との距離が近いせいもあってか、ここの動物達は人懐っこい気がする。
ヤギ、ヒツジ、ウサギ、モルモット達と触れ合いのできるスペースも。
なんといっても、これだけの動物を見学できて無料とは凄い!太っ腹な江戸川区、毎日来ても無料です(あたりまえか)!


動物の動きに見とれていると童心に帰り、心も和み、ついつい時間が経つのも忘れてしまうほど!
今度、孫でも来たら連れて行くか!


自然動物園に隣接するもう一つの施設が『源心庵』。数寄屋造りの建物の前には池泉のある平成庭園が広がる。

★報告
先にご紹介しました、イタリアン『La Grotta Celeste』が急遽12月30日をもって閉店することが決定したとか。会社の経営的諸事情によるらしいのですが、お客さんにも人気があったところ、私としても残念無念!ここの味が気になる方は30日までに是非足を運んであげてください。あー、来年からパスタは何処行こう…。

『行船公園 自然動物園』Tel.03-3680-0777
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sec_jigyodan/sec_zoo/index.html
http://www.city.edogawa.tokyo.jp/sec_jigyodan/sec_kouen/gyousen.html


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ショーウインドー in 青山! [雑記]


東京で代表的なショッピングエリアは、渋谷、新宿、池袋、上野、銀座などがあげられるが、若者層に人気があるのは渋谷、原宿、青山、代官山あたり。
なかでも青山・表参道界隈は、有名ブランドから無名ブランドまで、あらゆるファッションが混在し、ファッションの発信地と言っても過言ではないだろう!


私は現在のような街になる以前、当時は表参道も竹下通りにも何もなかった頃より、Gデザインの仕事場としてこの地に居座り続けているのだが、その頃からおしゃれな街になるような気配を感じるものがあった。


この街にいることで、この街を歩くことで、デザインワークに必要なインスピレーションや創作エネルギーが自然とわき上がるような気がする。
とくに青山の街歩きで楽しめることの一つにウインドーショッピング。工夫をこらしたショーウインドー覗きは、感性の刺激にもなり、面白く楽しいものだ。


ショーウインドーをキョロキョロしながら表参道を事務所へ向かっていると、表参道ヒルズ前が長蛇の列。『SMAP』の期間限定SHOPがオープンしたらしく朝早くからこのありさま。これからのバーゲンシーズン、この辺りあちこちでこのような行列を見かけるようになる。



ファッションといえば、先日私の息子の友人のS・K嬢にせがまれて、ねだらないことを条件に毛皮のショーを見に行くはめに。(こんな高価なもの冗談でもキツイ!)
彼女曰く、毛皮のような高価なものを見るときには、同伴者はおっさんがいいのだとか!

場所は代官山にあるデンマーク大使館のなか。デンマーク皇室ご用達のA.C.BANGのコレクションだった。もちろん経済的にも、動物愛護の観点からも全く感心はなかったのだが、大使館とファッションショーという好奇心だけで、彼女のエスコート役を担いつつ同席。なんともバカ高い毛皮のコートの数々(最高2千数百万円とか)、デザインは年配者向けが多いのかモデルさんも中年ばかり、全てが期待はずれのショー見学の一夜だった。
★追記
ショーの後、S・K嬢と私の友人も交え、表参道で楽しく食事。彼女とは1年ぶりの再会だった。
テレビ関係や創作活動などマルチに仕事をしていた彼女、疲れが溜まり過ぎたこともあって、この一年間自宅療養していたのだった。過去に『ほんのすこしの勇気から』という難民問題をテーマにした本の原作・イラストも手がけたりした彼女、今後の多才ぶりを期待したい一人だ。
この魅力あふれる才女S・Kのことは、今度じっくり紹介したいと思っている!(S・K嬢、覚悟しておけ!)


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青山のラスト・オータム! [雑記]


東京メトロ青山一丁目から銀座線のホームで電車を待っていると、やってきたのはいつもと違う、その全車両は真黄色でなんとレトロな雰囲気。はて、さてと思ったら脇には“地下鉄開通80周年記念”、そのイベントの一環のようだ。それにしても東京に初めて地下鉄が走るようになってまだ80年…。昭和2年に上野〜浅草間が初めて開通したのだとか。私たちの時代の建造物、乗物、コンピュータ、どれをとってもその進化のスピードのいかに早いことか…!

早いといえば、一年で最も色艶が無くなる冬はすぐそこに。自然の風景から色が薄れるのは、気分も寂しくなるものだ。
そこで、青山界隈のラスト・オータムを満喫しておこうと、衰え気味の足腰のためにもウォーキングしながらウロウロ、キョロキョロ。



青山通りと外苑西通りが交差するところにあるベルコモンズ。ここを中心に、美しい秋を求めてブラブラ散策。
黄金色に染まる熊野神社の銀杏、路地裏を歩いていると、気づいていなかった御稲荷さんや、裏通りなのに神殿のような大きな円柱の数々が設置され、きっとまた何か話題を呼びそうなビルの建築現場に遭遇したりとか。


狭い路地から望む六本木ヒルズの雄姿、外苑西通りの一角をには美しいオータムリーフ、自然の移ろいとモダニズムが混在する、そこが青山の面白くアキないところ。
つい最近、ライターで友人のA・Mさんの奥さんと息子さんの三人で、この界隈を散歩していたときのこと、奥さん曰く「狭山なんて茶畑ばかり、やっぱり、青山はいろんなものがあって楽しいわ」と。


青山墓地の枯れ桜並木、、銀杏とモミジのかわいいツーショット、鍾乳洞のような根のようなどうしちゃったの…この銀杏の木?(どなたかどうしてかわかりますか?)



たまに行くギャラリーのスペースYuiではイラストレーター沢野ひとしの“冬の時間”展、面白く刈り込まれた街路樹が居並ぶ通り、青山では珍しいお寺らしいお寺『妙圓寺』の真っ赤に染まる大きな桜…等々等々。


2007年、青山のラスト・オータム・オムニバスをちょっぴり公開で〜す!


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