ダイアログ・イン・ザ・ダーク&ゴーギャン展! [人生風景]
『チェンジ』といえば聞こえはいいが、
まだまだ人生(政治も含め)の暗闇を感じている今日この頃。
しかしこの“暗闇”、まんざら捨てたもんじゃありません。
現在の住まいは3階建ての3階。
ベランダからの眺めはチェンジ前の高層階と比べ見晴しはよくない。
周囲に高い建物はないが目前には電柱がそびえる。
朝にはこの電柱を止まり木にするすずめやカラスらの
“チュンチュン、カァーカァー”の大合唱が目覚まし替わりとなる。
鳥の鳴き声は良しとして、なんとも電柱が目障りなのだ。
この電柱を目障りと思うから気分が悪くなるわけで、
かといって銀杏や欅の大木と思うにはギャップがあり過ぎる。
そうだ、オブジェとしてアートとして見ることにしてみるか。
そう思って写真を撮れば、それらしく見れるものだ。
しかもアートと思えば虹だって現われてくれる。
見えることの善し悪し、また見えないことの善し悪し。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
真夏のある日、S・K嬢に誘われて神宮前で開催中のあるイベントに参加。
“ダイアログ・イン・ザ・ダーク”DIALOG IN THE DARKというもので、
光を完全に遮断された真っ暗闇を体験するというドイツ生まれのイベント。
目が見えない状況下で何人かとグループを組み、本当の視覚障がい者のアテンドのもと、
暗闇に造られた自然の森の中を白杖と仲間の声を頼りに歩み進みながら、
一寸先が見えない状況で家屋内に靴をぬぎ上がり込んだり、
ドアを開けてお店に入りテーブルにつき暗闇の中で飲物をオーダーするなど、
目を使わず音と触感だけのLIVE体験。
かなりの時間の暗闇探検だったが、以外に時間経過を感じなかった。
アテンドしてくれた青年の通常の仕事はミュージシャン(盲目のドラマー)とか。
私のグループはみんな若い男女で、自分が一番の長老。
目が見えることの喜び以上に考えさせられることの多い
面白い暗闇エンターテイメントだった。
体験の価値あり!
ゴーギャン展
見えることのありがたさを実感したダイアログ・イン・ザ・ダークに
参加した直後の国立近代美術館“ゴーギャン展《我々はどこから来たのか
我々は何者か 我々はどこへ行くのか》”にA・M君を誘い鑑賞。
作品の迫力に感動するものの、目が見えるからこそのこの感動と思うと
絵を見る視点が少し変わったようにも。
性格的にほんの一時的な感情なのではありますが…。
今日の『グッドラッ句』
人生の 暗闇楽し 風そよぐ デザイン屋
ベランダ菜園
今夏、小さなベランダには朝顔、ゴウヤ、ハイビスカスの花々が心を和ます。
大阪に住む姉と姪が久々の上京、楽しい一時に感謝。
ソネブロ仲間の皆様への訪問に時間がかかっております。
じっくり記事を拝見させていただきまーす。ご容赦のほどを。
『ダイアログ・イン・ザ・ダーク』
http://www.dialoginthedark.com/
『ゴーギャン展』
http:///www.gauguin2009.jp/
お久しぶりです。
ようやく朝晩は涼しくなってきましたね。
いつもながら素敵な写真をありがとうございます。
by schnitzer (2009-08-27 02:17)
おはようございます^^
我が家から見える周りも電柱と屋根。
デザイン屋さんのように視点はなかなか変えられません(__;
良い経験ですね。 わたくしは以前善光寺《あの大きいところとは違います》で胎内巡りと言うのをやりました。凄い不安でした。目が見えるありがたさを感じたひと時でした。
夕焼け空でしょうか、綺麗ですね~
by mimimomo (2009-08-27 05:28)
住宅地の電線の多いこと気になりますよね。
暗闇の体験、キット何も見えないと不安でパニックになりそうですね、見える、聞こえるありがたさを感じます。
景色どれも美しい写真です。
by myumyu (2009-08-27 08:31)
電柱が本当に邪魔です。ないと空が広くなります。
無くすことができないならばアートの感覚を取り入れられないものでしょうか、先ず、駄目でしょうね。すくなくともすっきりしたものに。
by 斗夢 (2009-08-27 09:03)
ダイアログ・イン・ザ・ダーク、、是非体験してみたいです。
by aranjues (2009-08-27 09:48)
暗闇の体験はないですが、長時間は無理ですね。
by イチロー (2009-08-27 09:54)
短い夏に セミしぐれ それもまた愉し
by 漢 (2009-08-27 10:58)
お早うございます。
あら〜虹が〜〜〜 (^。^)
夕焼けが凄いですね〜 真っ赤じゃないけど燃えてる\(◎o◎)/!
by yakko (2009-08-27 11:08)
本当に真っ暗、光も差し込まない真闇の迷路にはいったときのことを
思い出しました。
壁づたいに歩いていったのに、あるところで「広場」が出現。
全然手に当たる物が無く、ふらふらと歩いたちょっとの時間、
ものすごーく不安でした。
迷路では無く、真っ暗なお家... 手に触れる物があればまだ
大丈夫かなぁ(__)。
by ぺんちゃん (2009-08-27 12:33)
暗闇を楽しむ…自分は焦ってばっかりですね〜。
そこにはまだまだ行けません…(涙)。
やはりベースもしっかりしてらっしゃるからでしょう。
by rinco (2009-08-27 14:06)
ご訪問ありがとうございます。見えることのあり難さ、当たり前となっていることを 見つめなおす 良い体験をなさいましたね。
by pipopo (2009-08-27 16:17)
アメリカのジャズプレーヤーには、盲目のプレーヤーがかなりおります。かなり以前、ブルーベックカルテットが来日の折、ジョーモレロという盲目の
ドラマーが、抜群のブラシワークを魅せて万雷の拍手を受けました。
盲目のシンガー、レイチャールスが歌う、サザンの「エリーマイラブ」もいいですね。ミュージシャンではありませんが、三宮麻由子さんは、鳥の鳴く声で、空の高さを聴き分けるそうです。感性がとぎすまされるのでしょうか。
by mwainfo (2009-08-27 19:17)
タヒチを愛したゴーギャンには、特別
興味があります。
私も、来年は、グリーンカーテンをゴーヤにしようと思います。
by ram (2009-08-28 07:04)
人生の 暗闇楽し 風そよぐ デザイン屋 良いですね~
真似して
人生の 暗闇知らず 風あっち 麻ブレ屋 あきまへん~
by OJJ (2009-08-28 08:19)
電線を地中に埋める工事、もう何年も前に始まって
2010年頃には、電線を見かけなくなるって
以前言っていたのに・・・石川県知事の嘘つきーー!(爆)
by くまら (2009-08-28 08:21)
ファインダーに入る電線や電柱ほんとに無粋だよね、でも無ければ闇になりかねない、すべて地下ケーブルにしたとすると電気料金が何十倍にもなると言う。ものは考えようだね。
我が家の朝顔、咲くには咲いたが今年は上手く育たない失敗だった。
by enosan (2009-08-28 10:07)
暗闇体験、長く続けられませんね。
何も見えないことほど不安はありません。
by mamii (2009-08-28 11:51)
ゴージャス?でもあり・・・不気味でも有る\(゜ロ\)(/ロ゜)/
奥深い夕焼け?
by 甘党大王 (2009-08-28 22:01)
暗闇の中の神宮・・・行ってみたいですね。
by ばん (2009-08-29 23:24)
ダイアログ…私も行きました!
とっても貴重な体験だったと思います。
by ちか (2009-08-31 07:59)