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ユリというバリニーズ! [バリ]


ユリに初めて会ったのは、いまから8年位前になる。
当時、彼女はシェラトン・ラグーナのエントランスで車の手配スタッフとして働いていた。この地のシステムとして、ホテルの配車スタッフというのはシェラトンのスタッフではなく、B・B社というタクシー・バスサービスの会社からの派遣スタッフとして契約ホテルに送られる。彼ら派遣スタッフは1〜3年単位で他のホテルへの移動もある。ユリはシェラトンの後はグランドハイアットに回されていた。

当時、配車スタッフのほとんどが男性、ユリのような女性スタッフは稀だった。ユリはそんな男性スタッフに混じって、というより男性スタッフは顔負けで、ツーリストに気さくな態度(バリ人のほとんどがそうだが)と笑顔を振りまき、その応対の良さから人気もあった。
ある年、私はいつものようにシェラトン・ラグーナを予約し、その時、初めてエントランスでユリに出会う。彼女はまだ20才ぐらいだったか。タクシーの予約をとる時に応対していたのが彼女だったのだ。日本語もまだ上手くなく、片言の日本語と英語で、私に何日間バリにいるかとか、何人で来ているかとか、どこに行く予定をしているか等と気さくに話しかけてくる。私も面白がって、彼女をからかったことがプライベート(変な意味はない)で長い付き合いになるきっかけになった。

そんな人懐っこい性格ゆえ、ユリはいろんな国の観光客から好感をもたれていたように思う。(そんな彼女のファンになったある日本人夫婦は、ついに彼女を日本へ招待するということがあった。経費は全額負担、なかなか奇特なご夫婦でした。)
そういうわけで、それ以降バリへ行くたびユリにはガイドや時間つぶし(わざわざホテルの仕事を休んで)に付き合ってもらっている。
バリでは、女性がキャリアを積んでステップアップするのは結構大変なところだが、彼女は次のステップを考えて本格的にデンパサールで日本語も勉強。3年ほど前にそのタクシーの会社をやめ、レギャンのホテルP・Bにトラバーユすることができた。現在このホテルで日本人ツーリストの接客担当をしている。
これからも彼女らしさを生かし、自分の目標に向かって、もっともっとステップアップしていってほしいと思う。

そんな関係で、これまでユリには私はもちろん、たくさんの私の友人・知人の世話をしてもらっている。そんな彼女に「ティレマカシィ!」
自宅からホテルまでの通勤はカブをぶっ飛ばしている。もしどこかでこの顔を見かけたら、優しく声をかけてあげてくださ〜い!

※バリでは慣例として、なにかサービスをすればチップをもらう、紹介すれば店からコミッション(紹介手数料)がもらえるというのは一般的。ゆえにツーリストにはバリ人からいろんなところでしつこく声がかかる。必要ないときには、ハッキリと「ノー」を!

『ESTATE椰〜子の木の下で〜』
http://www.biwa.ne.jp/~x208403/Estate/index.html


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k-sakamama

生きがいを持って仕事もバリバリして素敵な人ですね。
誰にも好感を持たれているのが、笑顔に表れてますね。
輝いている女性ですね。
by k-sakamama (2007-10-15 19:12) 

侘び助

初めまして 侘び助です。お越し頂き有り難うございました。
by 侘び助 (2007-10-16 19:25) 

fam

お越しいただき ありがとうございます
バリは良いですね〜 私はジャカルタしか行った事が無いですが、
バリのビジネスのキャリアをステップアップするためがんばっている女性素晴らしいですね、
ちょいわるデザイナーですか〜面白いですね〜、
ちょいわるは楽しいですね〜、
by fam (2007-10-16 19:32) 

jun-ar

niceありがとうございます.
by jun-ar (2007-10-16 21:14) 

青い鳥

初めまして、私のブログにお出でいただき有難うございました。
今過去記事から読ませていただきましたが、
上野の奏楽堂の話にもコメントさせて頂きました。
ユリさんですか、バリ島に行ったら思い出すことでしょうね。
by 青い鳥 (2007-10-17 16:26) 

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