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個人対象のデザイン受注・誕生秘話 PART3 [デザイン]


■一般個人もデザイン依頼をしたいケースがある
デザインを仕事とする私は考える。今の時代、個人の人たちでも公私に渡って、ネタは沢山持っているものだ。ならば、その情報や写真を使って私たちプロのデザイナーが、個人のために見栄え良くデザインされた、その人を紹介するようなもの、その足跡を綴るようなものを創ってあげることはできないだろうかと。
例えば、一般企業の会社案内のような体裁でパーソナル・ヒストリーを創る、映画のポスターのようなデザインで個人のポスターを創る。或いは、一年毎に家族の状況を紹介できるようなパンフレットを創るとか。各個人がこのようなことをするようになったら、家族にとってなんとも楽しく生活が豊になり、意義あることのように思うのだ。何かが見えてきた。

■プロが担う一般個人のためのデザインショップ
この発展としてもっと深く真剣に考えてみることに。きっと多くの一般個人が創ってみたいと思うデザインは沢山あるのではないか。従来、一般個人がデザイン的にもオリジナルのものを創るのは名刺やポストカード、表札、写真のアルバム位のものか。後はせいぜい何かに自分たちの写真を組み入れる程度なのだ。

例えば、ファミリーのロゴタイプやマーク、代々の家紋を現代的なデザインにする。新築した家に斬新なデザインのネームプレートを付けたい。子供の誕生日を記念してポスターを創る。家族みんなで行った海外旅行の思い出をパンフレットかポスターのような体裁でデザインしてみよう。自分の定年退職を契機に、自分の足跡を綴るパンフレットを創ってみたい。結婚のために家族紹介ができるようなステキなパンフレットは。いやいや、かっこいいオリジナルデザインでファミリーのTシャツを作ろう。個人だってなんだかんだとデザイン需要はたくさんあるに違いない。
  Colorful storys creation for People

父母の足跡探しから始まって、デザインを重視した個人史創り、そして一般個人の人たちがデザインを発生させることの楽しさと大切さ。このことでいま自分にできることとは。
各個人の持つその人らしさを、プロのデザイナーやライターの手によって依頼者が満足できるものをデザインし、創りあげること。一般個人のデザイン依頼を専門に受ける、このようなニーズに応えるデザインショップ、例えばホームドクターのようにホームデザイナーがいるデザインショップ。もちろん料金はリーズナブルに。それこそが、一般個人のライフスタイルにデザイン創作文化をもっと浸透させることになるだろう。人々の生活のなかにより楽しく、より美しいデザインがあふれることで、潤いと安らぎのある社会創りを目指して貢献してみるか、なーんてオーバーかな。
以上が個人対象のデザイン受注を始めるようになった経緯なのでありまーす。
【おわり】


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いっぷく

ホームデザイナー構想実現できたらいいですね、需要はあると思うのですが。デザインって心を豊にしてくれますね。
by いっぷく (2007-10-26 22:35) 

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