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マックン窓越しにたそがれの日々! [愛猫]


幼い頃の田舎での夏。変哲もない民家が碁盤の目に居並ぶ一角に住んでいた。最も気に入っていたのは、家から10分も歩けば結構きれいな白い砂浜と松林が続く海岸に行けることだった。夏場の夕刻にもなると、小さな子供たちがはしゃぎ廻る通りや路地には、縁台を出して涼む白いステテコ姿の親父達、そのなかに裸の背中に迫力ある昇り龍の刺青を見せる親父も。もちろん普通にパジャマや甚兵衛姿の親父達も。小さな庭の植物に柄杓で水をまく親父もいる。お母さん達の多くは夕ご飯作り。陽は山影に隠れ西の空はピンク色に染まる。そんな中に萩の生える狭い庭を挟んで、開け放たれた部屋の中が丸見えの障子戸の桟越しに、外に出るのも面倒だからと、やはりステテコ姿でたそがれる初老の親父。以前床屋を営んでいたが数年前に廃業した。子供ごころに夏場のこの親父の光景を2〜3年見ただろうか、これがこの親父の晩年の姿でその後静かにこの世から居なくなった。
このところ糖尿病と高齢による体力低下もあってか、愛猫マックンの窓越しに静かにたそがれる様子はあたかもこの世を悟ったかのようにも見える。そして、何故か昔見たさほどの縁もないこの親父の姿が頭を過る。晩年を悟ったかのように人々の様子を眺めていたこの親父の光景とオーバラップしてしまうのだ。
だからといわけでもないが、なるべくそっとしておいてやろう。


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愛猫マックンは糖尿病で水ばかり! [愛猫]

我が家の愛猫マックンが「糖尿病」になって依頼、先ず欠かせないことが朝晩のインスリン注射。エサを一回欠かしたとしてもさほど問題ないが、注射を欠かすとどうも心配なものだ。勿論、その薬と毎回取り換えている注射器も欠かせない。マックンはといえば、糖尿病になってからというもの、やたら水を飲む。その飲み方も半端じゃないのだ。食事の後には、人間がお茶を飲むかのようにようにガブガブ飲む。水を飲んだ直後でも、今度は違う器に水を入れ、場所を変えてその器を置き、「マックン、お水」というと、駆けよって来てまたガブガブ。身体が欲するのだろうが、お水大好きになってしまった。氷入りもなんのその。予断だが猫はどのようにして水を胃に運んでいるのか?この一件以降よーく観察してみた結果、先ず舌でペロペロ数回水を口の中に溜めこんだ後、ゴックンとのどを通しているのを発見。必ずかどうかは何とも??

水を飲むというのは当然困ったことが起きる。そうトイレである。大量の水を大量に排出する。彼のトイレは一日に何度取り換えてもビショビショなのだ。彼もビショビショトイレでは用を足したくないらしく、トイレが濡れていると、トイレの前でニャーニャーとトイレ掃除を催促する。
そんなこんなでマックンも大変だけど、我が家の女房は日夜マックンの闘病ケアに追われているのです。
ご苦労様。


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幼少時代の愛猫マックン骨折事件! [愛猫]


マックンが糖尿病になる前に病院に世話になったのは、過去にたった2回だけ。左足骨折事件と去勢手術。飼い初めて1年にもならない頃だっただろうか。娘がマックンの手を持ってグルグル回して手を放した瞬間だった。いつもだったらうまく着地するのだが、何か様子がおかしい。なかなか立ち上がれず、苦しそうにみえる。やっと立ち上がったかと思ったら、左足を引きずっているではないか。家族全員大慌て、夜だったこともあり、翌日近くの獣医へ。診断は左足骨折、全治1ヶ月。治療はギブスをするだけでいいという。ホントそれだけで?添え木に足を固定、包帯を巻いて外れないようにするだけだった。これで数万円。唖然!としてしまった。

それでもいたずらマックンはよく遊ぶ。2〜3日ですぐに包帯がほどけてしまった。またまたかの獣医へ。包帯を巻き直しただけで、はい一万円です。ちょいわるとしては、初診料のこともあって勿論フザケルナと獣医の女医さんと喧嘩をするはめに。こんなに早くほどけるのは、先生の巻き方が悪いとイチャモンをつけ、タダにさせてしまった。今思えばなんとも乱暴なことをしてしまいました、反省!しかし、何故かこのあと二度と包帯が外れることはなかったのです。この獣医へは2度と行かないことに家族で決める。はたまたこの動物病院、移転か閉院か3年後には無くなっておりました。近所の評判はいかほどのものだったのだろうか、なんでも評判は大事です。

マックン1ヶ月近く経過して添え木を外してやる。獣医よろしく、恐る恐る包帯を外し添え木を取った。ギブスを取るとマックンもすがすがしい顔をしている。かの病院へ行っていたらまたこれで一万円を取られたのだろうか。ちゃんと直るだろうか、ビッコを引くようになったらかわいそうだなと常々思っていたのだが、心配も束の間、しばらくすると正常な足取りで駆け回っていた。この骨折事件、家族にはいろんな面でいい勉強と体験になった。
そして、マックンの回復力に、動物の自然治癒力に感心したものだった。


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愛猫マックン我が家へ養子入り秘話! [愛猫]


ある日の日曜日、まだ小学生だった娘が子猫が下にいるから一緒に来てと言う。行ってみると、マンションの入口に生まれて間もない小猫が6匹、ダンボール箱に入れられて置かれていた。箱には誰かもらってくださいと書かれている。気品のあるアメショー模様ものや、寅模様、何故か三毛似模様などがゴソゴソうごめいていた。しかし、ここはペットは厳禁。でもまっいいかと、元気で顔のかわいい寅模様を一匹抱き上げる。他の小猫に「ゴメンネ!」と言い残し、部屋に戻ると、「何ソレ?」、「戻してきてよ!」と女房は大大剣幕。自分と娘でなだめすかし、無理矢理飼うことに決定する。一週間もしないうちに大反対の女房が一番かわいがるはめになるとは。

名前をマックンと命名。2〜3ヶ月もすると、マックンは家族4人に対して、しっかり自身との間柄を決めているようだった。我が輩はやはりお父さん役、最もすなおな態度、女房はエサの世話をするのでお母さん役よく甘える、長男は気が向いた時だけ甘えるお兄さん役、娘はというとこれが面白い。お姉さん役ではなく、自分の友達か妹のように接するのだ。娘には決して妥協はしない、遊びを求める、かと思うと枕元で妹をあやすかのような仕草をすることも。ところで、残された5匹はその後誰かが貰ってくれた形跡もなく、3日ほどでダンボールごと消えていた。きっと管理人が処分したのだろう。

ラッキーなマックンをみんなで大事にすることにした。


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最近の愛猫マックンは寝てばかり! [愛猫]


マックンの近況はといえば、寝ても覚めても寝てばかり。朝晩の食事、トイレ、水飲み以外はほとんど寝ている。人が居るときはその脇に来てダラーリスースー。
実はこのマックン、昨年夏前に2週間ほど入院するハメに。春が過ぎ、だんだん元気がなくなってきたので病院へ。我々は歳のせいかも等とあれこれ思い悩んで待っていると、検査の結果は今や人間でも恐ろしい「糖尿病」だとか。入院から帰ってきてからも以前ほどの元気な仕草は戻ってこない。しかもしかも、かわいそうなことに、朝晩2回インシュリン注射を打たなくてはならなくなったのだ。いくら動物といっても、最初我々は注射針を刺すという行為がなんとも痛そうで、またかわいそうで注射を持つ手もぎこちなかったものだが、慣れとは恐いもの、今やマックンをめったに泣かすことなく「痛くないからねー」なんて言いながら手際よく打ってしまう。かわいそうにマックン!

でも、退院直後は眼もうつろだったのだが、以前のような鋭い目つきにもなり、寝相も決して具合悪そうではないので大丈夫だろうと思っている。
そんなマックン、ここ4ヶ月ほどベランダに来るある小鳥とお友達に。昨年12月頃よりベランダに秋田産のリンゴが入ったダンボール箱を置いてあったのだが、そこへリンゴを食べに小鳥が通うになった。マックンの唸り声とリンゴを食い尽くす痕跡でこの一件が発覚。当初はこの鳥、マックンに唸られるとすぐさま逃げてしまっていたのだが、徐々にこの一匹と一羽はお友達に。マックンもこの鳥が毎日ベランダへ来るのが楽しみだったようだ。しかし、桜も散って、木の芽も緑もたくさん出始めた4月中旬頃から、この小鳥パッタリ来なくなってしまった。きっと食べるものが豊富になってきたせいなのだろう。だから、今日も窓際で鳥の夢見ながらゴロゴロスースー。楽しみが一つなくなってしまったマックンの今日この頃です。かわいそうにマックン!

チョイワルどころか、おおワルだったのに…、早く新たな生き甲斐を見つけてほしい!


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我が家の愛猫わんぱくマックン! [愛猫]


我が家にはマックンという愛猫が一匹。生後1週間位の乳飲み子から育てて、かれこれ15〜6年にはなるだろうか。人間の歳ならもういいお爺ちゃん。
このマックン、アメショーの血が入っている性もあってか、小さな頃から気性は激しく、元気一杯で人懐っこい性格。家中を馬のように駆け巡り、よじ登れるような角があれば天上近くまで一気に駆け登り、天辺で蝉のようにしがみついている。しばらくすると爪を立てたままズズッーと滑るように下降。こんなわけで我が家にある角や鴨居はどうしてと思うほどキズだらけ。よく「マックン、待って、そのまま!」などと滑られるのをたしなめ、手で下ろそうとするのだが後の祭り。

また、アルミホイルを丸めて銀色のボールを作る。これをマックンの前にほうり投げるとサッカーよろしくドリブルしながら部屋中を走り回る。だんだん鼻息も荒くなり一人興奮して、ボールを前脚で転がしては追っかける!ボールがソファの下に潜り込むと、自分も匍匐前進で潜り込む。もちろん飽きるとむきになっていたことをごまかすかのように、どこかへ消える。突然夜中にドタバタと、転がっていたこのボール相手にサッカーが始まることもしばしば…。細長く動くものにも敏感だ。テレビの画面で、よく教育テレビに出てくる差し棒が写ると、画面を食い入るように見つめ、画面に飛びつきその棒と戯れ合う。

「ピンポーン」とチャイム。リビングの奥からウまのような走り方で勢い良く駆け出したかと思ったら、廊下に続くコーナーを上手に滑り込みながら右へターン、玄関に向かって一目散。毛を逆立て、やはり鼻息荒く、一点を見つめる鋭い眼。しかし、ドアが開いて宅配便のお兄さんの姿を見ると、ゆっくり近づきスリスリする。
この荒くれ技は、どれもこれも去年の春頃までの話しなのだが。

この続きはまた次回!


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