岡本太郎『明日の神話』を見る！

久々に秋晴れの日曜日、木場近くにある東京都現代美術館へ。
岡本太郎の『明日の神話』を見るためだ。この日は次の企画展の準備期間中でもあり、常設展のみの開催だけだからなのか、人はまばら。『明日の神話』をじっくと鑑賞できた。

1968-9年、メキシコシティで建設予定のホテルの壁画として制作されたもの。しかし、そのホテルは経営状況悪化で開業が中断されたため、その壁画も行方不明になっていた。2003年、メキシコシティ郊外の資材置き場で奇跡的に発見されたものの、大きな損傷を受けている状態だったとか。
2005年4月、現地で分解された壁画は日本へ移送され、再生プロジェクトチームにより修復作業の取組みが行われ、2006年6月に作業終了。


私は昨年の汐留での公開を見なかったため、今回の東京都現代美術館で見ることに。絵画として他に類のない大きさを持つ『明日の神話』は常設展示室の3階に堂々と展示されていた。縦5.5m、横30mという超巨大な作品だ。岡本太郎はこれを一人でペインティングしたという。

館内のテレビモニターでは作品の分解、移送、修復状況が映し出されていた。
『明日の神話』は、見る側にまさしく迫力とエネルギーを感じさせる作品だった。
特別公開は、2008年4月13日（日）迄　料金は一般500円

この美術館、上野と違って少し不便なところに立地しているためか、企画展は毎回面白いものを開催しているが、上野の美術館ほどは混み合わない。じっくり美術鑑賞したい方にはお勧めの美術館かも。建物も近代的で、誰でも入れる美術系の図書室などいろいろ施設も充実している。次回の企画展も面白そうだ。
アートとデザインの遺伝子を組み替える　http://www.sfyf.jp/
『東京都現代美術館　MOT』
http://www.mot-art-museum.jp

コメント 14

汐留で観ましたが、やっぱり岡本太郎氏の迫力は普通じゃないですよね。
スケールの大きさが違います。すばらしい。
by toro (2007-10-22 19:51) 

抽象画は分からないのですが、しかし、ド迫力ですね。
by Silvermac (2007-10-22 20:03) 

うわぁーー　これ、見てみたいです！！
by kana (2007-10-22 22:50) 

迫力ありますねー！！！
生で見たら、凄いんでしょうね！
by くみ (2007-10-23 00:03) 

迫力だなあ
先日隣の科学博物館に行ってきました～
by ハイマン (2007-10-23 00:18) 

御訪問ありがとうございました。
この絵ってたしか、日本の復興がモチーフでしたっけ?
うろ覚えなんですが、確か戦後日本の復興の様子を題材にしていたとかうろ覚えなんですが(･ω･;A ...ｱｾｱｾ。
大作かつ、NHKで特集されていた、修復の壮絶なキュレータの戦いの様子が印象的ですよね。
常設展示なら見に行きたいですねｗ。
この間、東京都美術館の「トプカピ宮殿の秘宝展」に行きましたが・・・。
平日にもかかわらずすごい人ごみで・・・。
見ている前を横切るのはやめて(T-T)ｳﾙｳﾙ
って感じでした。
by komekiti (2007-10-23 03:11) 

これは、素晴らしい芸術ですね。
by toshi (2007-10-23 04:49) 

爆発しています！！！
by ガンバルおやじ (2007-10-23 04:55) 

ここは確かに穴場ですね。
ゆっくり、人を気にしないで鑑賞できるって、素敵～♪
それに、写真を撮れるんですか？？　太っ腹だな。
by (2007-10-23 09:21) 

上から３枚目の写真、大阪万博公園にある太陽の塔（岡本太郎作）の背面の模様によく似たところがある。
by enosan (2007-10-23 11:08) 

わ～凄い迫力ですね。　
岡本太郎さんの作品を見たのはあの有名な太陽の塔だけです＾＾。
by k-sakamama (2007-10-23 13:53) 

先日は、訪問＆nice！ありがとうございました！
岡本太郎さんの巨大な作品に驚きました．．．@_@！
アートですね～。
by Mimosa (2007-10-23 23:27) 

訪問ありがとうございました。

岡本太郎。やっぱり彼は凄いです。
大阪出身なので万博跡の太陽の塔で好きになりましたね。
この巨大な作品、明日の神話はすごく見てみたくなりました。
。
by (2007-10-24 14:28) 

やっぱり変わった人でしたね、万博に行くたび、太陽の塔を見るたび
思います(^_^;)
by aya (2007-10-25 08:13)