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バリで妖しい一夜! [バリ]


男友達二人でのバリ旅行。諸事情もあって、若くもないのに男同士、シェラトン・ラグーナのダブルベッドで眠るはめに。しかも相方は夢うつつ、私を女と間違えて尻をまさぐる始末、私は眠りから覚めその手を払いのけ難を逃れたものの、いまだかって誰にもささげたことのない貞操を危うく奪われるところだった!
そんな一夜の翌日、相方M・Yはどうも悶々としている感が。昨夜の醜態を見るかぎり、夢の続きがどうも尾を引いている感じだ。様子を見ていると、折角のバリという異国の地(言い訳にならない)、国際交流を欲しているオーラが漂っている。

ホテルのロビーでM・Yの物欲しげな顔を見ながらバリコーヒーを飲んでいると、以前から顔見知りのバリニーズのツアーガイドのKさんがひょこひょこニコニコやってきた。
「スラマッパギ!」人懐っこい顔で、今回の旅の感想やら帰るまでの予定やらを尋ねてくる。冗談交えていろんな話しをしていると、Kはそれまでの声をトーンダウンして「バリの女、好きですか?」(バリでは日本人が男同士でいると、どこからともなく若いバリニーズが近づいてきて、この言葉をかけられます。要注意)ときたもんだ。友人M・Y身を乗り出して「ベリーライク、ベリービューティフル」、ほんまかいな?この男。Kは我々にその日の夜のガイドをとりつけるとその場を去った。

もう時効ゆえ、それからのしょうもない話しを続けよう。なっ、M・Y君!
その日の夜7時、Kは我々を迎えに車でやってきた。待っていたロビーで密談、サヌールに近い村に向かって車をとばす。(余談だがバリの道路は結構暗い、ドライバーはそんな道でもぐんぐんとばす。ゆえに交通事故も非常に多い)
広い敷地の門をくぐると、ヤシの木や南の草木がいっぱいのガーデンには、たくさんのコテージが建っていた。我々はその中でも特に大きそうな家屋に通される。お茶を出されソファで待つこと2〜3分、ワイワイガヤガヤ、ゾロゾロゾロゾロ、ゾロゾロゾロ、いつ途切れるのかと思うほど、瞬く間に100人近い若い女性に取り囲まれた。照明は薄暗く一段と妖しげな雰囲気に。

M・Yの仕事は貿易、彼は当時仕事でよく台湾へ行くことが。お客の接待だからとよく現地のクラブ通い、その彼がこんな光景は始めてとキョロキョロソワソワ、「オー、ビュティフル」、現地で覚えた「チャンテ、チャンテ」(カワイイ)を連発!(旅の恥をかき捨て状態)
ガイドのKとそこの男のスタッフは我々に誰か一人を選べと言う。
M・Yはさらに周囲を見渡しながら、タイプを一人。私はといえば、「ノー、サンキュー」(かっこつけていません、この時はノーサンキュー!私も女性は大好き、でも太陽も眩しい自然豊かなこのバリで、その気にはなれません!)
M・Yは美形のバリニーズ(実はジャワ人とか)と寄り添って別のコテージへと消えた…。

私はガイドのKに車でホテルまで送らせた。
早朝、ドアを叩くM・Yに起こされた。その顔はニコニコと満足げ。その後、こちらは眠いのに、自慢話しをさんざん聞かされた!
最近ではこのような場所はなくなったものの、道路脇に堂々と“KARAOKE”という看板が。もちろん日本のカラオケとは違い、いろんなマッサージをしているらしい。
でもこんなこと、我が愛するバリでは決して期待しないでください。
もちろんバリには“KARAOKE”屋など It's unnecessary !


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k-sakamama

M・Y君は、それはそれは素晴らしい思い出の夜になったのでしょうね。
男二人で行くと、観光より違う目的で・・・・。
だいたい想像出来ます。こんなこというと失礼に当たったかな。
今でも、そのM・Y君は、その癖、直ったのでしょうか?
そのうち、痛めに合いますぞよ。
by k-sakamama (2007-09-27 21:23) 

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