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バリで摩訶不思議な出来事に遭遇 PART2 [バリ]


我々二人は棘を抜く何かを取りに行ってくれたのだろうと、血が滲む痛々しい足の裏を眺めつつ帰りを待つことにした。待つこと5、6分、何やら木の枝をかついで二人が急いで戻ってきた。ロマーナはその木を受け取ると、その枝をまた二つにへし折った。折ったところからはイチジクのそれのように白い樹液がボタボタと止めどなく垂れてくる。その白い樹液をトゲの刺さった傷口へ垂れ流し始めた。

「どう、しみてこないか?」彼は首を横に振った。
その木は白い花の咲く、バリではカンボジャの木とかいうらしい。ロマーナは何分間か、その樹液を傷口にたらしていた。そして、立って歩いて見てと言う。
彼は立ち上がると恐る恐る歩いてみた。
「どう?」みんなが顏をのぞき込んだ。彼の顔には血の気が戻り、ほころんでいた。言うまでもなく痛みは全くふっ飛んでいた。
このバリ旅行の間、彼の足にはハリが入ったまま、何の痛みを感じることもなく楽しいバリ滞在ができたのだった。
摩訶不思議!これはは本当に体験した話しです。

この彼、帰国語も何の処置もせずOKだったとのこと。これでクスリをつくれば売れるかもと二人で大笑いしたものだった。
バリにはガムランやケチャを始め、いろんな芸能や風習に神秘性を感じるが、観光客が知らない霊的なもの、魔術的な不思議もたくさんあるとか。
バリの神様にはちと好奇心あり!
バリへはこれまでにたくさんの友人・知人を案内した。それがきっかけで、何回も行くようなリピーターになった人も。
しかし、一緒に行ったこのK.Y「バリは良かった、また行きたい」と言っていたものの、何故かこの後いまだにバリへは行けていない。
【おわり】


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